クモさんの格納庫

ゲームセンターにて稼働中のATCG『機動戦士ガンダム アーセナルベース』に関して、思い付きや日々の所感を主観と独断たっぷりにお送り致します。

アーセナルレア【Season01:後半】レビュー:MS編

どうも皆さん、アーセナルベースしてますか?
f:id:Murakumo-G:20220417213910j:image

 

僕はレジェンド4になったり5に落ちたりで中々世知辛い毎日を送っています。

カードという持ち物はある以上、戦術的なところがまだ弱いんでしょうね。精進精進

 

ということで4/11に切り替わったアーセナルレア後半分8枚のレビューを、大体1週間たった今のタイミングで書いていこうかなと思っています。相変わらず主観と独断にまみれた書き散らしなので、参考程度に。

 

※多分ダラダラ書いて長くなるのでこの記事ではMSのみにします。PLは次の記事。

 

1.ザクⅡ(ドズル・ザビ専用機)

ザビ家の三男坊、ドズルの為に造られた専用のザク。本来は戦闘用ではなく式典用なので豪華な飾りが付いてます。あと通常のザクとの外見上の大きな違いとしては両肩がスパイクアーマーという点。どちらかというと世紀末で拳王とかやってそうなドズルにはよく似合います。

性能はHPと近攻が2コストMS帯では現状2位、足回りも180とコストを鑑みれば比較的高めの水準と、制圧目的で採用されることが多い近距離低コスト機としてはかなり強めの性能です。加えてMSアビリティも増援と使いやすい部類と、今回のアーセナルレア8枚の中ではドズルとワンツーを狙える性能です。しかも後述しますがドズルと組むことでワンツーの立ち位置をさらに盤石とします。

さらにと言いますか、リンクアビリティも優秀で、「MSV」と「専用機の実力」を所持。

内「専用機の実力」は現状採用率も高い有能MS、排出版Mレアシュバルベ(マクギリス機)も持っているため、採用することで高めの近攻をさらに高めつつ、これまで(おそらく)発動してなかったシュバルベの近攻を高めることができます。

シュバルベの方は防衛採用されることが多いし正直オマケ程度なのは密に、密に

使い方としてはやはり低コスト且つ場持ちがいいことを利用しての低コスト制圧枠MSとして採用されることが多いと思います。パイロットとして選出されるのは大まかにAドズルかRクランクのどちらかでしょう。どちらも増援軽減を持っているため、6or5コストで2面展開しつつ殲滅の引き付けや拠点殴りに行けます。性能のドズル・コスパのクランクでお好みな方をお使いください。一応クランクでも3コストで近攻とHPが400あるという地味にコスパ超性能な組み合わせだったりします。

 

2.ユニコーンガンダム(デストロイモード)

RX-0 ユニコーンガンダムが変身済みの状態で参戦。最初っからNT-D状態で出てくるのは初めての事ですと思ってますけど、1万円札プロモユニコーンはアレイラストはNT-D済ですけど、実際に出撃させるとどっちのモデルなんでしょうか?知ってる方いたら教えてください。

性能ですが4コスト機体として数値上のカードスペックで見ると、あまり褒められたものではありません。というかぶっちゃけカタログスペックで見ると弱い方です。

流石にコモンに負けるというほどではありませんが、一部Rにもなにかしらで負けることがあり、用途を限定すると負ける場合も多いスペックです。

これだけだとCカードの中でも屈指の使えない子であるユニコーンモードくんと2頭揃って馬刺しコースですが、腐ってもデストロイモードなだけあってこちらには強みがあるっちゃあります。

それがMSアビリティの妨害能力。出撃時効果なので追加効果を必要とせず、そこそこの範囲内に居る敵機の近攻・遠攻を小ダウンします。このデバフは役に立たせようと思えば役に立つので、この機体を採用する場合は概ねこのMSアビリティ狙いだと思います。

現状最も多く見かけるのはPフル・フロンタルを乗せた編成。

袖付きに箱のカギ渡ってんじゃねぇか。

フロンタルのターゲットロック時デバフ効果(中)と組み合わせることで、睨んでいる機体には大相当の効果量の攻撃デバフを掛けつつ、周囲にも小デバフをまき散らす嫌がらせの権化になります。殲滅数機同士の撃ちあいの状況下で最後に置いてやればデバフ効果で実質的にこちらを有利にすることも不可能ではないかと考えてます。

ちなみにSP技は威力3500の貫通マグナム。先述のとおりずーっとNT-DしてるのでURユニコーンの演出みたいな変身は挟みません。(逆にNT-D後に撃っても変身し直すURユニコーンの演出の方がやや変)

貫通射撃なので巻き込めればそれなりに強力ですが、これを積極的に撃つかと言われたらシャースリウム光線で十分かなと思います。SPコストは命よりは軽いけどそれなりに重い。

 

3.ストライクルージュ

チャレンジモードのSEEDマップ最奥にカガリともども前乗りしていたストライクルージュがAレアで参戦。同じくCPU限で前乗りしていたEXバトルのエクシア君は参戦せず。おそらくはシーズン2の目玉なんだと思います。刹那共々UR確定みたいなところがありますね。

性能としては2コスト遠距離機、カタログスペックで見ると目を引くのはコストを逸脱した高さの遠攻と、コストを考えても思わず笑ってしまうほどの紙装甲、そして本当にエールストライカー着いてる?背中のは飾りじゃないの?と言いたくなるほどの低機動でしょうか。

強みの遠攻は330もあり2コスト帯では当然トップ、直近で言うと使われることも多いMヴァルキランダーと同等です。MSアビリティの連射も含めて高火力といえるので、バシバシビームライフルを当てればコスト以上の仕事ができます。

ですが世の中あんまり上手くは行かないもので、足を引っ張るのがやたら低いHPと機動力。HPは数字だけ見るとコストが上なヴァルキランダーだって同値(120)じゃん!って言われると思いますけど、ヴァルキランダーは比較すると脚が遥かに速い上に射程が4あるというユニーク性を持っているため、仮に殲滅採用して撃ち合いになってもそれなりに打点を出しては逃げるという戦法で案外コスト上の射程3の機体相手に粘るか、タイマンなら時には食っちまうということもあり得ましたが、ストライクルージュの射程は3な上に漬物石背負ってる身なのでそれは期待できないと思います。一応遠距離なだけマシとは思いますが……

 

ではどうするか。個人的には殲滅よりも制圧・防衛で使っていくのがいいと考えています。

特にPヒロト辺りを乗せた制圧運用では、足回りを(多少)カバーしたうえで高めの遠攻を活かして拠点を削れるほか、連射スキルもそれなりの火力を拠点に乗せることができるため実用の範疇に収まります。

防衛については想定された使い方としてカガリを乗せるのが良いですが、カガリもHPが低い敏感ちゃんなので殲滅、それも同コスト以上のヤツに嚙みつかれたらほぼほぼ秒で昇天するのは避けられないという難点を抱えています。

いっそ本体のコストの低さがあるのでクソつよスペックだけど低コストが求められがちな環境に生まれてしまったせいでほんのちょっと不遇な防衛PLであるPアスランを乗せるのも良いかもしれません。

 

4.ガンダムグシオンリベイク

生放送で動かされた時にちょっとだけ注目されたカード。

……ただ、実装後に実際使ってみるとなぁとなり、評価はどんどん落ちていき。

今では見かけることもなくなりました。

 

一応カタログスペックとしては5コスト機動機体として3位の機動力とちょっと高めのHPが目を引きます。が、このコスト帯でそんなバランスのいいだけで、お上品なだけのパラメータの機体を採用する枠はどこにもありません。しかもコスト帯を考慮しても近攻があんまり高くないのも頂けないです……近寄り機動機体のくせに。昭弘さんの筋肉を見習え貴様。

近距離~近寄り機動機体の殲滅運用が一般的には地雷とされる現環境においておそらくは足の速さとそこそこのHPで弾を耐えながら近づいてハルバードを叩き込むのが想定された動きなんでしょうけど、それを十全にやれる環境にはならなかったのが実情だと思います。MSアビリティの機動バフも使えないことはないけど言うて……と言う印象。しかもリンクアビリティも作品リンク一個のみ。正直に言います。同じ運用するでもPRグフやダムAバルバで十分です。

せめてSPコストが2のまま範囲だったらもうちょっと採用の余地あったかもなぁ……とは思います。

 

5.ヴァルキランダー

近距離版ヴァルキランダーが参戦。……ですが、こいつもまた色んな問題というか、あるたった1つの皺寄せによって弱い機体の烙印を押されてしまっている状況です。

カタログスペックは近距離機としてはコスト4の中でも決して……いやぶっちゃけると中々しんどい数値です。近攻が別に高いわけでも、足が速いわけでも、HPが高いわけでもありません。レア差こそありますが、どういう運用をするにせよ「すまんそれURバルバで良くない?」と言われてしまう数値です。

ではなぜこんなことになってしまったか、それは間違いなくMSアビリティの「補給」が原因だと思います。

カードのデザインや版の作成などにはそれなり以上に時間が掛かるはずなので、このヴァルキランダーが補給持ちであることは割と初期から決まってたんだと思います。なので開発はこう考えたのでしょう。

 

『補給持ちがあんまりHP高かったり脚速かったりするとゲームバランスに支障が出るかもしれないから、コストに対してはやや控えめにしておこう。回復一回打った分のHP込みでの耐久値を参照しようね』

 

と。もちろん違うかもしれません、単にSDガンダムは数値をそこまで高くはできないというアヤメ殿のチームがぶっ壊れた原因みたいな話(Mヴァルキは遠距離なので武器が強力なら遠攻は高めでもええんちゃう?した)かもしれないし、或いは開発の人そこまで深く考えてないと思うよ案件かもしれません。

 

ただ、このスペックになった経緯が何れにせよ補給が強ければ使われたと思います。

「まだ」強ければ。はい、ご存じの通り補給スキルは強すぎたため2度の修正で念入りに殺されてます。そして危険性を分かっているので今後復活することもないでしょう!

故にヴァルキランダーには戦術的価値が何もない、という悲しい状況になってしまっています。補給さえ強ければ、ギラズールやグフより耐えてアタッカーもこなしつつ回復役、という中々の立ち位置を得られていたと思いますが、そうはならなかったのこの話は終わりです。

※仮に補給がまだやれた場合、パイロットになるのは確実にギルボアさんになると思います。30歳のビッグダディがSD操ってるのは見ててちょっとシュールで可愛いですね。お子さんと組んだのかな?

 

次回予告

次回、アーセナルベース後半戦レビューの後半戦、PLカード3種についての所感となります。

また、後々前半についても書こうかと思いますので、気長に待っていただければ。

どっとはらい